大童法慧 | 風吹不動天辺月 雪圧難摧澗底松 
何かを得ようとするのではなく 何かを捨ててみよう
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10月 21日 風吹不動天辺月 雪圧難摧澗底松 

風吹不動天辺月 雪圧難摧澗底松

かぜふけどもどうぜず てんぺんのつき
ゆきおせどもくだけがたし かんていのまつ

 

少し想像してみてください。強い風が吹けば、物は飛び散り、揺れ動きます。けれども、天上に輝く月は、少しも動じることなく悠々と照り輝いています。
また、大雪が降れば、多くの木々は、その重さに耐えかねて折れたり、潰されたりしてしまう。しかし、日頃から、雨に打たれ風に吹かれている「澗底の松」、つまり、谷底に育った松はビクともしない。

 

私たちは、この月であり、松でありたいと思うのです。

 

月や松に襲い掛かってくる風や雪とは、何でしょうか。それは、たとえば、避けられない苦しみであったり、背負った責任であったり、生きていく使命であったり、時に苦しみや悲しみ、挫折や悲嘆、それぞれの事情や立場で抱えているものでしょう。

その風や雪は、私たちの「今・ここ」と共にある。
それを引き受けて、嫌わずに生きる。私たちは、そんな月であり、松でありたいと思っております。


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