投稿日時 07:48
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僧侶的 いま・ここ,
禅語・仏教語・言の葉
by 大童法慧
師から「カラスは白い」と言われれば、「はい」と応えるのが弟子だと教えられました。 なぜならば、何事も守破離があるからです。 お茶の道、書の道、剣の道、そして、仏の道。 道と名の付くものだけではなく、まずは、師や先人、上司や先輩の教えるところを護持するこ…
1月 09日 話す場
昨年に続き、法話の場を与えていただきました。 「人生は美しい」と題してのお話しをしました。 実は、一時間も人の話を一方的に聞くことは簡単なことではありません。 話がつまらなければ、退屈な時間となってしまう。眠ってしまう。 でも、それでは、時間がもったい…
投稿日時 21:27
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僧侶的 いま・ここ,
禅語・仏教語・言の葉
by 大童法慧
お釈迦さまが終焉の地クシーナガラ向かって歩きながら、弟子のアーナンダに語りかけるようにつぶやかれた言葉です。 「アーナンダよ 樹々は美しい この世は美しい 人の命は甘美である」 こんなふうに、人生を眺めたいものです。 &nb…
1月 02日 歳神様
新年、おめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 目出度さも ちう位なり おらが春 一茶 「から風の吹けばとぶ屑屋はくづ屋のあるべきやうに、門松立てず煤はかず、雪の山路の曲り形りに、ことしの春もあなた任せになんむかへける」と前書があります。 &nb…
投稿日時 17:24
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禅語・仏教語・言の葉
by 大童法慧
「人のお世話をすれば、徳が積める」とは、母の言葉 徳を積むとは、善いことを貯金通帳に入れていくことではない 徳とは、善いことをすれば良いことがあるという下心ではない 徳を積むとは、受けた恩をこぼさないようにすること 受けた恩、父母や家族、…
12月 26日 宝処
クリスマスも終わり、いよいよ年の瀬。 また一年、何もしないで終わった苦い後悔を酒で流す。 物心ついた頃からともにある根拠のない自信が、崩れ去っていく。 ああそういえば、と手にした本。河井寛次郎『火の誓い』 「その日もまた警報がひんばんに鳴…
12月 26日 ご用心
投稿日時 09:20
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禅語・仏教語・言の葉
by 大童法慧
頓智で有名な一休さん、一休禅師は、正月に杖の頭に髑髏をしつらえて、「ご用心、ご用心」と叫びながら練り歩いたという逸話があります。 そして、「門松は冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし」とも示されました。お正月はめでたいものでもあるけれども、裏を…
山頭火はとても懐かしい人です。 私も山口の人間だからでしょうか、彼の句や随筆の語り口やリズムに心地よさを覚えます。 だらしのない酒、踏み外した暮らし、あまったれの天邪鬼、強がりで泣き虫、そして、多くのものを手放しながら足掻き悶えた禅のお坊さん。その生涯はとても褒めら…
投稿日時 22:08
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禅語・仏教語・言の葉
by 大童法慧
釋迦牟尼佛、明星を見て悟道して曰く、「我と大地有情と同時に成道す」『伝光録 首章』 お釈迦様のお悟りの叫びは「私は悟ったぞ」ではなく、「皆が悟った」でした。 「私が」から「私たちが」という視点へと転じること。 グリーフケアやスピリチュアル…
Alone Againを身に染みて感じる時があります。 分かり合えないお互いだからこそ目を見つめ、時を共有する。 けれども、容易くはない。 分かって欲しいと願っても、触れてほしくないこともある。 けど、「俺が私が」という想いがあるかぎりは、混じり合うことはない。 &…