大童法慧 | 大童法慧
何かを得ようとするのではなく 何かを捨ててみよう
大童法慧,曹洞宗,僧侶,祈祷,相談,生き方,悩み
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Author: 大童法慧




12月 12日 そこから?

「なぜ、葬式をしなければならないのですか?」 「なぜ、法事をしなければならないのですか?」と訊ねてくる40代、50代の人が多くなったと感じます。     ネットにその答えを求めて、「報恩感謝の心」や「葬式や法事は遺された人のためにするのだ」と言われても、素直に…

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12月 05日 脱稿

  不徳を顧みず、ご縁あって『大法輪』に「あなたのための修証義入門」を連載しております。   月末締めで、月頭にゲラの確認。 初校で終わることはなく、再校、三校までも。   「修証義は仮名交じりでわかりやすい」というお檀家さんの声を聞いていましたし、…

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12月 05日 楽しく生きる

  12月8日、お釈迦さまは成道されました。   一口に仏教と言っても、さまざまな教えがあります。 そのものの見方は、難解なものもあれば、手厳しいものもあります。 親しもうとすれば大きな壁と出会ったり、いえむしろ、離れて行ったりするような気持に至ることさえもあ…

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11月 28日 焚くほどは

  郡山のお檀家さんより、大根を干す写真をメールでいただきました。 そういえば、、、大本山永平寺では、「ぜいたく煮」という料理がありました。沢庵の端っこの部分など残ってしまうなどを塩抜きし、醤油と酒で煮込むというものです。命あるものをたやすく棄てることはできません。 &…

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11月 28日

昭和45年7月7日 産経新聞の特集です。 三島由紀夫の『果たし得ていない約束』 という寄稿文にある一説です。   私はこれからの日本に大して希望をつなぐことができない。このまま行ったら「日本」はなくなってしまうのではないかという感を日ましに深くする。日本はなくなって、そ…

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11月 21日 言葉に支えられる

うつむき加減な日々だからこそ、飛び込んでくる言葉がある。 そして、その言葉に支えられることもある。 支えられるのは、今日一日かもしれない。 いや、わずかな時だけかもしれない。 けれども、その間は視線をあげることができる。     Stand, This mat…

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11月 21日 安心安全の僧侶

お得、格安、激安、という言葉に弱い私たち。 自分にとって損か得かの値踏みはお手の物。   僧侶派遣をググれば、お布施の一覧表がある。 俗名、戒名のランク、一日葬、炉前のみ、お好みのプランが選択ができる。 そして、明朗会計、追加料金なし、お膳料、お車代も含みますとまで、明…

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11月 14日 体重

「私の趣味はリバウンドです」と言えるくらい、恥ずかしながらダイエットとリバウンドを繰り返してきました。   「自己管理ができていない」と言われてしまいそうですが、 「勿体ないから」と言い訳して一口。 「これくらいなら」と甘えて一口。 「今日だけだから」と弁解して一杯。 …

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11月 14日 カレー南蛮

父親の13回忌のご法事。 当時大学生のお嬢さんも、この秋に嫁がれました。 そのお嬢さんが、実は、、、と教えてくれたお話です。     あの日のお昼。 病室ではなく共有スペースで、母と出前を取りました。 近くのお蕎麦屋さんのカレー南蛮。 食べ始めた頃。 看護師さ…

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11月 07日 独坐大雄峰

ある時、一人の僧が百丈懐海禅師に問います。「如何なるか是れ奇特の事」 つまり、この世で一番有り難いものは何ですか、一番貴いものは何ですか、と。   あなたならば、何と応えるだろうか。 お金や土地、恋人や家族、信仰や神仏。さぁ、何でしょうか。   百丈懐海禅師は…

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