投稿日時 21:29
カテゴリ:
備忘,
僧侶的 いま・ここ
by houe_admin
幼い頃をふと思い出しました。
「いただきます」と手をあわせ、箸をとる僕。
「残しちゃあ、いけんよ」と、母の声。
いただきます、このいまを。
目に真っ直ぐ突き刺さる注射針を。
結膜を切り裂くハサミの鈍い音を。
レーザーメスの緑色に輝く発光を。
いただきます、このここを。
役僧を辞め、独りの道を歩む決意を。
組織に所属せず、独りの道を切り拓く決心を。
自由に生きる誇りと自恃を。
いただきます、この私を。
臆病で、見栄っ張りで、エエカッコしいのこの私を。
わがままで、甘えん坊で、スケベエなこの私を。
慳貪で、姑息で、人を騙して笑えるこの私を。
苦しみから救われる事が、全てではない。
苦しみが、私を救う事だってあるのだ。
見えるものだけに、絶望などするな。
人間は、絶望にでさえ支えられて生きる事ができるのだ。
全てをいただいて、深く生きる。
全てをいただいて、深く生きる。
投稿日時 23:15
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備忘,
僧侶的 いま・ここ
by houe_admin
最近、目がかすんでくるようになりました。
かなりのメタボなので、もしや糖尿病かと思いながら
とりあえず、目薬を求め薬局に行きました。
目薬のコーナーを見て、とても驚きました。
40歳以上の目薬のコーナーがあるんですね。
そういえば、昭和44年生まれ、今年39になります。
ああ・・・私も、もうじき40か。
先日、本山でお世話になった老師とともに、新橋と六本木。
老師曰く、
「世間は、地位や名声を求め、早く結果が出ることを望む。
だが、禅坊主は違うぞ。
土を耕す事を考えようじゃないか。
いい土を作る事だよ。種を植える前の話だ。
40なんて、まだまだだ。」
目薬をさすと、あら不思議、かすみがとれました。