10月 05日 法事についての一考察 〔1〕
お布施という名の料金表。
以前勤めていたお寺にもありました。
「お気持ちで結構です」が通じない世の中だから、という理由でした。
今は、このシステムがあたりまえでしょうか?
檀家さんを、院号・居士大師・信士信女と3種にクラス分けをし、それぞれに応じたお布施の金額を定めてます。
例えば、このお寺のご法事のお値段。
院号が15万円。居士大師が8万円。信士信女が5万円。
ご法事の内容は、どのクラスでも全く同じです。
本尊上供、修証義1・2章、舎利礼文1辺、回向。
だいたい、20分ぐらいでしょうか。
住職の挨拶なし。もちろん、法話もなし。
控え室にてお茶はセルフでどうぞ。煎餅1枚のサービス付き。
墓前供養ご希望ならば、オプション料金を忘れずに加算しましょう。
お布施が、読経や供養のサービスに対しての対価なのか、という根本の問題はあるにせよ、料金表として提示したからには、そのコストパフォーマンスは問われて然るべきだと、私は思います。
ご法事の在り方、皆さんは何を望まれますか?
お気持ちで結構です、が通じてないのは誰かな?
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