大童法慧 | 満目青山
何かを得ようとするのではなく 何かを捨ててみよう
大童法慧,曹洞宗,僧侶,祈祷,相談,生き方,悩み
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7月 04日 満目青山

拙著『運を活きる』にサインをと、声をかけてくれる方に、「満目青山」と書かせていただいております。
私の網代笠の裏側には、「満目青山」と記してあります。
湛玄老師に書いていただいたものです。
目に青山が満つとは、どういうことなのでしょうか。
・・・そう、私たちは、瞳ひとつに、全世界を納めることができるのです。
全世界と全く離れていない私たちなのです。
私たちの耳や鼻は、全世界を聴くことができる。
私たちの口は、全世界を飲み込み、吐き出すこともできる。
そして、私たちの心は、全世界を巡ることもできるのです。
つまり、ひとつながりの世界。
衆生縁を結ぶ願いのもと、応量器を掲げ歩いた日々
照りつける太陽 乾いた道 滴る汗
空いたマーガリンの箱に玄米ごはんと沢庵をつめたお弁当
網代笠を置き、草鞋を脱ぎ・・・海に飛び込んだあの日。
・・・そんな日々のことを懐かしく思いながら、焦がれながら、「満目青山」と書いております。


心外無法満目青山


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