12月 09日 言の葉 〔1〕
我に似たれば 非をも是と為し
我に異なれば 是をも非と為し
是非は始めより己にあり
道は其れ是くの如くにならず
良寛
・・・他人のせいにしていないか。
・・・己を高しとしていないだろうか。
MEMO
夫れ人の世に在るは、
草木の参差たるが如し、
共に一種の見に執して、
到る所に是非す。
我れに似れば非も是となし、
我れに異なれば是も非となす、
唯己の是とする所を是とし、
何ぞ他の非とする所なるを知らん。
是非は始めより己に因る、
道は固より斯くの如くならず、
篙を以って海底を極めんとす、
祇だ悟る一場の癡なることを。
小萩
Posted at 17:37h, 13 12月SECRET: 0
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自分と価値観の合う人は『いい人』で、自分と価値観が違うと『嫌な人』・・・私のような一般人も政治などに携わる方も、普段何も意識せずに生活していると、人はついついそういう考えに陥りがちですよね。
でも、そういう考えで突っ走ると、先にあるのは『争い』だけですね。
『是非は始めより己にあり 道は其れ是くの如くにならず』。
とても考えさせられ、また勉強になりました。
ありがとうございました。
法慧
Posted at 07:25h, 16 12月SECRET: 0
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人が陥りやすい事のひとつだと思います。
だからこそ、この言の葉を。