12月 05日 楽しく生きる
12月8日、お釈迦さまは成道されました。
一口に仏教と言っても、さまざまな教えがあります。
そのものの見方は、難解なものもあれば、手厳しいものもあります。
親しもうとすれば大きな壁と出会ったり、いえむしろ、離れて行ったりするような気持に至ることさえもあります。
そんな時、『ダンマパダ』197・198・199の言葉を聞いたならば、「もう一度」と励まされるのです。
怨みをいだいている人々のあいだにあって怨むこと無く、われらは大いに楽しく生きよう。怨みをもっている人々のあいだにあって怨むこと無く、われらは暮していこう。
悩める人々のあいだにあって、悩み無く、大いに楽しく生きよう。悩める人々のあいだにあって、悩み無く暮そう。
貪(むさぼ)っている人々のあいだにあって、患(わずら)い無く、大いに楽しく生きよう。貪っている人々のあいだにあって、貪らないで暮そう。
中村 元『ブッダの真理のことば 感興のことば』
お釈迦さまは、生身の人間にあって成道されました。
そして、私たちと同じように生身の人間として生きたというところに憧れを抱くのです。
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