12月 19日 まっすぐな道でさみしい
山頭火はとても懐かしい人です。
私も山口の人間だからでしょうか、彼の句や随筆の語り口やリズムに心地よさを覚えます。
だらしのない酒、踏み外した暮らし、あまったれの天邪鬼、強がりで泣き虫、そして、多くのものを手放しながら足掻き悶えた禅のお坊さん。その生涯はとても褒められたようなものじゃないけれども、「ようやったね」と言うてあげたい。
今年8月に、小郡の其中庵、10月に、松山の一草庵。
それぞれを訪ねました。
そして、絶版だった『まっすぐな道でさみしい 種田山頭火外伝』全5巻をようやく手にすることができました。
いわしげ孝さんに描かれた山頭火の家族と彼の句が響きます。
「雨ふるふるさとははだしであるく」、、、来年は帰ろうかしらん。
今日もいいことがありました!
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