7月 26日 ためいき
「法話の本は、手にしない。
また、どこぞの偉いお坊さんのご法話も、できるだけ聞かない。」と決めて、過ごしています。
なぜならば、○○してしまうから。
先日、御縁あって、あるお偉いお坊様の話を拝聴しました。
およそ90分。
つかみ、という言葉があるとおり、最初の数分が勝負。
そこで躓いてしまうと、90分は苦痛です。
結果、偉いお坊様がつかみ損ねたのか、私とは波長があわなかったのか、、、
幸なことに、後ろの方の席だったので、スマホで調べごとをしていました。
すると、後ろの席から、大きなためいき。
振り向いたら、御老人が頭を抱え込んでいました。
そして、もうひとつ、大きなためいき。
思わず、「どうかしましたか?」と声をかけたら、、、
すかさずに、「つまんねぇ」との返事。
仕方ないから、「そうですね」と応えた。
法話会で熟睡する人は目にしてきたけれども、ためいきをついた人とは初めて出会った。
90分が経ち、司会者が「素晴らしいお話でした。皆さん、大きな拍手で、お送りください」と、いつもの言葉。
これが、きっと、人をダメにするのだなぁ。
備忘として、、、、今年の夏は、特に、沈潜。
万象之中独露身
唯だ人自ら肯って乃ち方に親し
昔時 謬って途中に向かって覓む
今日 看来たれば火裡の氷
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