12月 13日 有無
蒲田駅から羽田空港に向かうバスの中。
【お坊さんの有無を選べる家族葬】という大きな看板が、目に留まった。
お坊さんの有無を選ぶとは、あなたにとって、お坊さんが必要か否かの問いかけである。
そしておそらくは、「必要ないよ」という答えを前提にしてるのだろう。
つまり、お坊さんの有無という問いかけは、お坊さんの存在の有無、可否ともいえる。
「あんたはいなくていいよ、お前なんか要らないよ」という囁きが、聞こえてくる。
生きること、亡くなること、いや、いのちそのものの物語を豊かにしたいものだ。
今日もいいことがありました。

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