大童法慧 | 酒
何かを得ようとするのではなく 何かを捨ててみよう
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10月 25日

最後の浪人 阿部 勉

 

数々の  過失は酒と  共にあり
その酒抱きて   今日も堕ちなん

 

百万の 桜の下に 酔ひ臥して
恥濃きわれを ののき嗤う

 

杯に 浮かぶ花弁の 十重二十重
わがあやまちの 数に似ており

 

酒の面に 涙もろくも 念ずるは
幸なき母の 安らけき日々

 

辞世
われ死なば 火にはくぶるな 栄川の
二級に浸して 土に埋づめよ

 


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