投稿日時 09:53
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僧侶的 いま・ここ,
法話
by 大童法慧
6月に父親と死別した娘さん。 いろんなことを経験して実家に戻り、父と娘の二人で長いこと暮らしてきたという。 喧嘩も少なくはなかったけれど、数年に渡り在宅で看護を尽くしてきた。 けれども、ふと「まだまだ何か足りなかったのではなかったのだろうかと」という想…
投稿日時 06:58
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法話
by 大童法慧
私の趣味の一つに、ダイエットがあります。また、私の特技の一つに、リバウンドがあります。これまでに費やしてきた時間のおかげで、さまざまなダイエットやサプリメント、そして、ダイエットの理論にとても詳しくなりました。 しかしながら、詳しくなったものの、今回も…
投稿日時 08:09
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by 大童法慧
そのままのあなた、そのままの私も、どちらでもいいのですが、ここ数年間で、一番私が大切にした言葉、「そのまま」からはじめるを、最近上梓した本のタイトルに用いました。 「そのまま」というのは、御存知のように「今・ここ」からということです。 何かを準備してから、何かを片付…
投稿日時 16:01
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法話
by 大童法慧
「そのままのあなた」からはじめる『修証義』入門 ~ 生死の問いを31節に学ぶ ~ 「同事」の節 あなたを主語にした意訳 抜粋 お釈迦さまの「不害の説法」を思い起こしましょう。 かつてコーサラ国のパセーナディ王とマッリカー妃は「自身が一番愛しい…
投稿日時 01:44
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by 大童法慧
2年前、ご主人の7回忌の折、「私も戒名をもらえないかな」と生前戒名を求めた人。 相談の結果、3ヶ月後に生前戒名の儀式を執り行う。 そして、久しぶりの電話。 呂律の回らない口調。 「実はね、二ヶ月ほど前にがんが見つかったのよ。大腸がん。お医…
投稿日時 02:36
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by 大童法慧
生きて今あるは 路遥にして馬の力を知り、事久しうして人の心を知るなれば、仏道は順逆の中に長遠の志を堅く持つを、真実担道の人と云なり 『大智禅師仮名法語』 穴があったら入りたいような失態を犯せば、取り返しのつかない失敗もある。嵐のような叱責、言われ…
投稿日時 10:38
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by 大童法慧
ポリティカルコレクトネス ノイジー・マイノリティ ・・・そこにあるものを見直すのではなく、自分側の視点だけで完全否定することのよう。 除夜の鐘は五月蠅いから、とクレームを頂く時代です。 盆踊りにはイヤホンをして踊る処もあるそうです。 その…
投稿日時 16:49
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by 大童法慧
「追って連絡しますから、企画はそのままでお願いいたします」と連絡を受けて2年。 「ご都合の良い日をお知らせください。お会いしましょう」と言われて数か月。 結果、どちらも、なしの礫。 これも自らの不徳の致すところ。 その一方で、とても有難いことに、定期的にメールをして…
10月 08日 5年間
投稿日時 06:16
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by 大童法慧
痛みは心だけではなく、身体にも現れる。 「死ぬことは怖くありません。だって、向こうに行けば主人と会えるから」と仰る還暦を前にした女性と出逢いました。 彼女はおよそ30年前にご主人と死別しました。 以来、幼い二人の子どもを抱え、懸命に働きま…
投稿日時 07:52
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by 大童法慧
死についての判定や定義は文化、時代、分野で異なります。また現今は、脳死という問題を避けて通れず、尊厳死、安楽死という選択枝も増えました。しかしどちらにせよ生の謳歌を最上とする社会では死と生は断絶され、死は嫌われたままです。 僧侶でもあった種田山頭火は、「生を明らめ死…