淡雪の 中にたちたる 三千大千世界
またその中に 沫雪ぞ降る
良寛
三千大千世界とは、仏教の宇宙観です。
須弥山を中心とした小世界を千倍したものを小千世界、それを千倍したものを中千世界、さらにそれを千倍にしたものを三千大千世界という。つまり、この世界には合計で1000×1000×1000=10億の世界があると説かれてあります。
今、私たちの生きているこの世は、目には見えないけれども、実は、とても広く、とても深く、そして、とても大きな世界なのです。
地球上の、日本の、神奈川県の、川崎市の、溝の口の、某所にいるけれども、その命は、三千大千世界を生きているのです。
現実の、溝の口での、せこせこした生活のみが、全てのような気がするかもしれないけれども、実は、この一挙手一投足が、この一呼吸が、三千大千世界と繋がっている。
せこせこした暮らしの、せこせこした命のみに執着するのではなく、
大きな大きな命を自覚しながら、こころゆたかに人としての生を生きる。
雪が、ひらひらと舞う。
その一片、その一片に。
三千大千世界がある。
その三千大千世界の中にも、また、雪が、ひらひらと舞っている。
その雪を 拝まないでいられない 良寛さん。
真実は、日々のこの暮らしの中にこそある。
気付くか、気付かぬか。
気付くか、気付けぬか。
真実は、遥か彼方にあるのではなく、いま・ここにある。
超然として 天にまかせ
悠然として 理知を楽しむ
厳然として 自らを慎み
靄然として 人に接す
毅然として 節を持し
泰然として 難に処す
良寛 「六然観」
花は咲き時 咲かせ時 三原 脩監督 三原監督を師と仰ぐ、仰木 彬氏もこの言葉を好まれたようです。 親が子という花を、先生が生徒という花を、上司が部下という花を それぞれの花が持つ生命力を信じてあげる事。
我に似たれば 非をも是と為し 我に異なれば 是をも非と為し 是非は始めより己にあり 道は其れ是くの如くにならず 良寛 ・・・他人のせいにしていないか。 ・・・己を高しとしていないだろうか。 MEMO 夫れ人の世に在るは、 草木の参差たるが如し、 共に一…
臘八接心<ろうはつせっしん、と読みます。> 成道会<じょうどうえ、と読みます。> 臘月とは、師走のこと。 臘八とは12月8日のこと。 禅の修行道場では、12月1日から8日朝までを一日とみなし、不眠不休の坐禅を行ないます。これを臘八接心といいます。 これは、お釈迦様が長い苦行の末、菩提樹下で数日間、昼夜を問わず坐禅され、12月8日朝の暁けの明星をご覧になって成道されたことにならって行なうものです。 12月8日には、「出山の釈迦」を本堂にお奉りし、お釈迦様の成道を記念した成道会という報恩の法要をお勤めします。 クリスマスもいいけれど、 お近くのお寺の成道会にお参りになってはいかがでしょうか。
祥月とは、亡くなった月の事。
命日とは、亡くなった日の事。
祥月命日は、年に一度の大切な日。
亡くなった日を、西洋では、死亡日や追憶の日と言う。
しかし、仏教では、命日。
その人の命の日として受け止める。
その日まで頑張って生きてきたのだ、と受け止める。
友亡きを 友として飲む 酒やよし
11月 03日 円成
両本山での瑞世、無事に円成いたしました。 円成<えんじょう、と読みます>。 円成とは物事の完成、まどかになる事。円満成就の意です。 その時々において、その折々にふれて、 それが、大きな円であったり、また、小さな円であったり。 ひとつひとつが、まどかなる世界。
本日より、大本山永平寺に瑞世に行きます。
途中、吉峰寺<きっぽう寺と読みます>に拝宿し、永平寺へ。
そして、得度をしたお寺に、お礼の拝登。帰りは、11月1日の予定。
コメントに、瑞世とは何?とありました。説明不足でしたね。
一朝<いっちょうと読みます>の住職。
つまり、両本山において、文字通り、その日の朝のお勤めの導師を務めることです。
曹洞宗では、和尚になるために、いくつかの段階を踏まなければなりません。この段階とは資格とも、ステップアップとも言い換えられるでしょう。
得度<とくど>をする。これは、出家する事。
安居<あんご>をする。これは、専門僧堂において修行をする事。
首座<しゅそ>をする。これは、他の修行僧の先頭に立ち修行する事。
法戦<ほっせん>をする。これは、首座が他の修行僧と問答する事。
嗣法<しほう>をする。これは、師僧より法を嗣ぐ事。
大まかにあげれば、以上ですが、これらを踏まえた上で、瑞世となります。いわば、一人前になるための仕上げの行となります。
もちろん、修行に終わりはありませんが。
曹洞宗を開かれた道元禅師、それを広めた瑩山禅師。
永平寺は道元禅師、総持寺は瑩山禅師が開かれた寺院です。
その両大本山で導師を務めるのは、多くの僧侶にとって一生に一度のことです。瑞世は、曹洞宗僧侶としての報恩の誓いの場となります。
曹洞宗においては、本山がふたつあります。 福井県の大本山永平寺と神奈川県の大本山総持寺。 曹洞宗の僧侶は、この両本山に、それぞれ一泊し、一朝の住職を務める瑞世<ずいせ、と読みます>を行じます。 私は先週末に、大本山総持寺において瑞世をし、今週末に大本山永平寺で瑞世します。 曹洞宗…
ブログ立ち上げたばかりですが、9月26日まで、小休止いたします。 と、申しますのも 皆さんは、接心<せっしんと読みます>をご存知でしょうか? 接心とは、禅門の修行のひとつで、一週間前後、振鈴<しんれいと読みます。起床時間の事>から、開枕<かいちんと読みます。就寝時間の事>まで、食…