大童法慧 | 僧侶的 いま・ここ
何かを得ようとするのではなく 何かを捨ててみよう
大童法慧,曹洞宗,僧侶,祈祷,相談,生き方,悩み
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10月 21日 風吹不動天辺月 雪圧難摧澗底松 

風吹不動天辺月 雪圧難摧澗底松 かぜふけどもどうぜず てんぺんのつき ゆきおせどもくだけがたし かんていのまつ   少し想像してみてください。強い風が吹けば、物は飛び散り、揺れ動きます。けれども、天上に輝く月は、少しも動じることなく悠々と照り輝いています。 また、大雪が…

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9月 30日 13回忌

父親の13回忌を迎えた74歳の老女。 二人の子供は、大阪と仙台でそれぞれに家庭を持つ。 数年前に夫を見送り、独りで暮らす。   正月に法事を申し込んだつもりが、忘れていたという。 9月に改めたところ、その時間になっても来ない。   何度も詫びて、「ほんとうに恥…

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9月 16日 フロント

  2017年スピリチュアルケア学会。   基調講演は、「苦とどう向き合うか ~仏教の業思想を手がかりに~」京都文教大学学長 平岡 聡先生でした。   続くシンポジュウム「社会倫理の中のスピリチュアルケア ー 苦と慈悲の視点から」において、とても驚い…

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9月 02日 いのちを寿ぐ

  では、「いのちを寿ぐ」とは、どういうことだろうか。   それは、もっとも単純な言葉で言い換えるならば、「生まれてきてよかった」「生きていてよかった」を実感することです。 いや、もう少し正確に伝えるのならば、その実感を忘れずに生きることです。   …

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8月 19日 平成29年 お盆法話 父と子 抜粋

平成29年 お盆法話 抜粋です   私たちは、「生まれたら死ぬ」「会えば別れる」という道理は知っています。でも、それを体験してはじめて、大切な方との死別というのは、大きな痛みが伴うものなんだと学ぶのです。   先月のことですが、私のホームページにある方から相談…

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7月 29日 人の悲しみの邪魔をしない

  6月に父親と死別した娘さん。 いろんなことを経験して実家に戻り、父と娘の二人で長いこと暮らしてきたという。   喧嘩も少なくはなかったけれど、数年に渡り在宅で看護を尽くしてきた。 けれども、ふと「まだまだ何か足りなかったのではなかったのだろうかと」という想…

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7月 15日 伝播

  あなたがレストランに入る。 隣の客に敵意ある視線を投げ付け、さらに、メニューをジロッと見て、ボーイをにらむ。 それですべては終わりだ。 不機嫌がひとりの顔から他のひとつの顔に移る。 すべてがあなたの周囲で衝突する。 恐らくコップでも割れることだろう。 そして、その晩…

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7月 01日 ダイエットは一日にしてならず

  私の趣味の一つに、ダイエットがあります。また、私の特技の一つに、リバウンドがあります。これまでに費やしてきた時間のおかげで、さまざまなダイエットやサプリメント、そして、ダイエットの理論にとても詳しくなりました。   しかしながら、詳しくなったものの、今回も…

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6月 18日 そのまま

そのままのあなた、そのままの私も、どちらでもいいのですが、ここ数年間で、一番私が大切にした言葉、「そのまま」からはじめるを、最近上梓した本のタイトルに用いました。   「そのまま」というのは、御存知のように「今・ここ」からということです。 何かを準備してから、何かを片付…

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6月 03日 草抜き

  平成21年、産経新聞の朝の詩にありました。   「草抜き」 兵庫県 米田啓祐 70歳 庭の草を抜いていると 頭の中に 次々とわき出てくることがある よく見ると 自分中心のことばかり いっしょに抜いてしまおうと思うが 私という大地に深く根ざしているのか なか…

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