投稿日時 14:23
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備忘,
僧侶的 いま・ここ
by 大童法慧
父親の13回忌を迎えた74歳の老女。 二人の子供は、大阪と仙台でそれぞれに家庭を持つ。 数年前に夫を見送り、独りで暮らす。 正月に法事を申し込んだつもりが、忘れていたという。 9月に改めたところ、その時間になっても来ない。 何度も詫びて、「ほんとうに恥…
今週、3人の僧侶を訪ねた。 どうしてもお会いしたい方たちだった。 お一人は、大本山永平寺の配役、吉峰寺詰でお世話になった役寮さん。 今は京都に住み、奥様の介護に尽くされている。 檀務は一切辞めて、坐禅と祖録に親しむ。 「大乗仏典」『禅戒抄』『眼蔵』とい…
投稿日時 21:46
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備忘,
僧侶的 いま・ここ
by 大童法慧
2017年スピリチュアルケア学会。 基調講演は、「苦とどう向き合うか ~仏教の業思想を手がかりに~」京都文教大学学長 平岡 聡先生でした。 続くシンポジュウム「社会倫理の中のスピリチュアルケア ー 苦と慈悲の視点から」において、とても驚い…
数か月ぶりに、上智大学グリーフケア研究所の同期生とお会いした。 彼女曰、「学んだことと現実とのギャップに戸惑っている」 確かにそうだね。その時は素晴らしいと感じた考えや言葉、事例や事柄も、少し時間が経てば、やっぱり変化する。 「だから時に…
投稿日時 09:48
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僧侶的 いま・ここ,
法話
by 大童法慧
では、「いのちを寿ぐ」とは、どういうことだろうか。 それは、もっとも単純な言葉で言い換えるならば、「生まれてきてよかった」「生きていてよかった」を実感することです。 いや、もう少し正確に伝えるのならば、その実感を忘れずに生きることです。 …
8月 19日 おでん
一年に一度、必ず会う友人がいる。 彼のお寺の施食会の、法話の講師として、私を招いてくれるからだ。 彼は、こんな私に、話す場を与え続けてくれている。 彼のお寺はやや遠方なので、前泊する。 そして、会えば飲む。 河岸は、決まってホテル近くのおでん屋。 「法…
投稿日時 00:16
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僧侶的 いま・ここ,
法話
by 大童法慧
平成29年 お盆法話 抜粋です 私たちは、「生まれたら死ぬ」「会えば別れる」という道理は知っています。でも、それを体験してはじめて、大切な方との死別というのは、大きな痛みが伴うものなんだと学ぶのです。 先月のことですが、私のホームページにある方から相談…
7月 29日 病
「このお寺には薬師如来さまをお祀りしていますか?」と、かなりくたびれたご様子のご婦人が訪ねてきた。 「ええ、虚空蔵堂にお祀りしております」と応えたら、「少しお参りさせてください」と仰った。 しばしの間、手をあわせ拝むお姿。 お茶を勧めると…
投稿日時 09:53
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僧侶的 いま・ここ,
法話
by 大童法慧
6月に父親と死別した娘さん。 いろんなことを経験して実家に戻り、父と娘の二人で長いこと暮らしてきたという。 喧嘩も少なくはなかったけれど、数年に渡り在宅で看護を尽くしてきた。 けれども、ふと「まだまだ何か足りなかったのではなかったのだろうかと」という想…
出講坐禅のページを作成しました。 すると、ありがたいことに数件の問い合わせを頂戴しました。 お寺にいくのはなんとなく抵抗がある。 けれども、坐禅というものを体験してみたい。 社員の研修に、土日を使いたくない。 だから、会社で就業時間内に完結するのならば、ありがたい。…