投稿日時 22:59
カテゴリ:
お知らせ・告知,
僧侶的 いま・ここ
by 大童法慧
4月9日午前10時から11時30分 社団法人在家仏教協会様にて、「「他ならぬ私」を支えているものを考察する」という演題で、お話しをさせていただきます。 I’m not religious, but spiritual. ということについて、言及したいと考…
私の出家を支えてくれた慈恩師、尼僧様がいます。 平成23年7月、遷化されました。 その姪っ子さんといっても、私よりも人生の大先輩ですが、その方と、一年に一度、会食をしております。 今回は、中華街でした。 その佇まい、話し方、歩き方。慈恩師…
2月 13日 落ち穂
投稿日時 17:35
カテゴリ:
僧侶的 いま・ここ,
禅語・仏教語・言の葉
by 大童法慧
こんな話がありました。 それは、ハンバーガーショップでの出来事でした。ある家族が食事を終えて、店を出ようとした時、母親がレジに行きこう言ったそうです。「このハンバーガーは子供が食べなかったから、お金を返してください」 また、食べ放題のお店に、タッパーを…
宮沢賢治の『ツェねずみ』という短編と出会いました。 生前未発表のものだそうです。 「償うてください、償うてください」と主張するツェ。 それは、現代人の姿であり、私の姿でもありました。 良いところばかりを望んだツェは、孤立してしまいます。 …
投稿日時 07:48
カテゴリ:
僧侶的 いま・ここ,
禅語・仏教語・言の葉
by 大童法慧
師から「カラスは白い」と言われれば、「はい」と応えるのが弟子だと教えられました。 なぜならば、何事も守破離があるからです。 お茶の道、書の道、剣の道、そして、仏の道。 道と名の付くものだけではなく、まずは、師や先人、上司や先輩の教えるところを護持するこ…
1月 09日 話す場
昨年に続き、法話の場を与えていただきました。 「人生は美しい」と題してのお話しをしました。 実は、一時間も人の話を一方的に聞くことは簡単なことではありません。 話がつまらなければ、退屈な時間となってしまう。眠ってしまう。 でも、それでは、時間がもったい…
投稿日時 21:27
カテゴリ:
僧侶的 いま・ここ,
禅語・仏教語・言の葉
by 大童法慧
お釈迦さまが終焉の地クシーナガラ向かって歩きながら、弟子のアーナンダに語りかけるようにつぶやかれた言葉です。 「アーナンダよ 樹々は美しい この世は美しい 人の命は甘美である」 こんなふうに、人生を眺めたいものです。 &nb…
1月 02日 歳神様
新年、おめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 目出度さも ちう位なり おらが春 一茶 「から風の吹けばとぶ屑屋はくづ屋のあるべきやうに、門松立てず煤はかず、雪の山路の曲り形りに、ことしの春もあなた任せになんむかへける」と前書があります。 &nb…
投稿日時 17:24
カテゴリ:
僧侶的 いま・ここ,
禅語・仏教語・言の葉
by 大童法慧
「人のお世話をすれば、徳が積める」とは、母の言葉 徳を積むとは、善いことを貯金通帳に入れていくことではない 徳とは、善いことをすれば良いことがあるという下心ではない 徳を積むとは、受けた恩をこぼさないようにすること 受けた恩、父母や家族、…
12月 26日 宝処
クリスマスも終わり、いよいよ年の瀬。 また一年、何もしないで終わった苦い後悔を酒で流す。 物心ついた頃からともにある根拠のない自信が、崩れ去っていく。 ああそういえば、と手にした本。河井寛次郎『火の誓い』 「その日もまた警報がひんばんに鳴…