大童法慧 | 僧侶的 いま・ここ
何かを得ようとするのではなく 何かを捨ててみよう
大童法慧,曹洞宗,僧侶,祈祷,相談,生き方,悩み
15636
paged,page-template,page-template-blog-large-image,page-template-blog-large-image-php,page,page-id-15636,page-parent,page-child,parent-pageid-14938,paged-9,page-paged-9,ajax_fade,page_not_loaded,,vertical_menu_enabled,side_area_uncovered_from_content,qode-child-theme-ver-1.0.0,qode-theme-ver-7.2,wpb-js-composer js-comp-ver-5.0.1,vc_responsive
 



9月 30日 13回忌

父親の13回忌を迎えた74歳の老女。 二人の子供は、大阪と仙台でそれぞれに家庭を持つ。 数年前に夫を見送り、独りで暮らす。   正月に法事を申し込んだつもりが、忘れていたという。 9月に改めたところ、その時間になっても来ない。   何度も詫びて、「ほんとうに恥…

続きを読む


9月 16日 フロント

  2017年スピリチュアルケア学会。   基調講演は、「苦とどう向き合うか ~仏教の業思想を手がかりに~」京都文教大学学長 平岡 聡先生でした。   続くシンポジュウム「社会倫理の中のスピリチュアルケア ー 苦と慈悲の視点から」において、とても驚い…

続きを読む


9月 02日 いのちを寿ぐ

  では、「いのちを寿ぐ」とは、どういうことだろうか。   それは、もっとも単純な言葉で言い換えるならば、「生まれてきてよかった」「生きていてよかった」を実感することです。 いや、もう少し正確に伝えるのならば、その実感を忘れずに生きることです。   …

続きを読む


8月 19日 平成29年 お盆法話 父と子 抜粋

平成29年 お盆法話 抜粋です   私たちは、「生まれたら死ぬ」「会えば別れる」という道理は知っています。でも、それを体験してはじめて、大切な方との死別というのは、大きな痛みが伴うものなんだと学ぶのです。   先月のことですが、私のホームページにある方から相談…

続きを読む


7月 29日 人の悲しみの邪魔をしない

  6月に父親と死別した娘さん。 いろんなことを経験して実家に戻り、父と娘の二人で長いこと暮らしてきたという。   喧嘩も少なくはなかったけれど、数年に渡り在宅で看護を尽くしてきた。 けれども、ふと「まだまだ何か足りなかったのではなかったのだろうかと」という想…

続きを読む


7月 15日 伝播

  あなたがレストランに入る。 隣の客に敵意ある視線を投げ付け、さらに、メニューをジロッと見て、ボーイをにらむ。 それですべては終わりだ。 不機嫌がひとりの顔から他のひとつの顔に移る。 すべてがあなたの周囲で衝突する。 恐らくコップでも割れることだろう。 そして、その晩…

続きを読む


7月 01日 ダイエットは一日にしてならず

  私の趣味の一つに、ダイエットがあります。また、私の特技の一つに、リバウンドがあります。これまでに費やしてきた時間のおかげで、さまざまなダイエットやサプリメント、そして、ダイエットの理論にとても詳しくなりました。   しかしながら、詳しくなったものの、今回も…

続きを読む


6月 18日 そのまま

そのままのあなた、そのままの私も、どちらでもいいのですが、ここ数年間で、一番私が大切にした言葉、「そのまま」からはじめるを、最近上梓した本のタイトルに用いました。   「そのまま」というのは、御存知のように「今・ここ」からということです。 何かを準備してから、何かを片付…

続きを読む


6月 03日 草抜き

  平成21年、産経新聞の朝の詩にありました。   「草抜き」 兵庫県 米田啓祐 70歳 庭の草を抜いていると 頭の中に 次々とわき出てくることがある よく見ると 自分中心のことばかり いっしょに抜いてしまおうと思うが 私という大地に深く根ざしているのか なか…

続きを読む


5月 13日 絵本テキスト

私は、お通夜やご法事で絵本を用いてお話をさせていただくことがあります。 とても素敵な本もあるのですが、自分でも書きたいという想いが募り、ここ数年来、絵本テキストに取り組んでいます。 小学生の女の子が、祖母との死別、通夜、葬儀、荼毘を経験するストーリー。   出版社に持ち…

続きを読む