大童法慧 | 大童法慧
何かを得ようとするのではなく 何かを捨ててみよう
大童法慧,曹洞宗,僧侶,祈祷,相談,生き方,悩み
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Author: 大童法慧




9月 30日 居場所

「居場所がない」と寺を出ていった友人の妻。 子どもも妻と共に暮らす。だから、週に一度、そのマンションを訪ねるという。 片道1時間。けれども、泊まらせてはもらえない。 歓迎してくれた子どもも思春期となり、小遣いをあげなければ話してもくれない。訪問を喜んでくれるのは、猫だけ。 会話の…

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9月 30日 13回忌

父親の13回忌を迎えた74歳の老女。 二人の子供は、大阪と仙台でそれぞれに家庭を持つ。 数年前に夫を見送り、独りで暮らす。   正月に法事を申し込んだつもりが、忘れていたという。 9月に改めたところ、その時間になっても来ない。   何度も詫びて、「ほんとうに恥…

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9月 16日 3人の僧侶

  今週、3人の僧侶を訪ねた。 どうしてもお会いしたい方たちだった。   お一人は、大本山永平寺の配役、吉峰寺詰でお世話になった役寮さん。 今は京都に住み、奥様の介護に尽くされている。 檀務は一切辞めて、坐禅と祖録に親しむ。 「大乗仏典」『禅戒抄』『眼蔵』とい…

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9月 16日 フロント

  2017年スピリチュアルケア学会。   基調講演は、「苦とどう向き合うか ~仏教の業思想を手がかりに~」京都文教大学学長 平岡 聡先生でした。   続くシンポジュウム「社会倫理の中のスピリチュアルケア ー 苦と慈悲の視点から」において、とても驚い…

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9月 02日 ギャップ

  数か月ぶりに、上智大学グリーフケア研究所の同期生とお会いした。   彼女曰、「学んだことと現実とのギャップに戸惑っている」   確かにそうだね。その時は素晴らしいと感じた考えや言葉、事例や事柄も、少し時間が経てば、やっぱり変化する。 「だから時に…

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9月 02日 いのちを寿ぐ

  では、「いのちを寿ぐ」とは、どういうことだろうか。   それは、もっとも単純な言葉で言い換えるならば、「生まれてきてよかった」「生きていてよかった」を実感することです。 いや、もう少し正確に伝えるのならば、その実感を忘れずに生きることです。   …

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8月 19日 おでん

一年に一度、必ず会う友人がいる。 彼のお寺の施食会の、法話の講師として、私を招いてくれるからだ。 彼は、こんな私に、話す場を与え続けてくれている。   彼のお寺はやや遠方なので、前泊する。 そして、会えば飲む。 河岸は、決まってホテル近くのおでん屋。   「法…

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8月 19日 平成29年 お盆法話 父と子 抜粋

平成29年 お盆法話 抜粋です   私たちは、「生まれたら死ぬ」「会えば別れる」という道理は知っています。でも、それを体験してはじめて、大切な方との死別というのは、大きな痛みが伴うものなんだと学ぶのです。   先月のことですが、私のホームページにある方から相談…

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7月 29日

  「このお寺には薬師如来さまをお祀りしていますか?」と、かなりくたびれたご様子のご婦人が訪ねてきた。   「ええ、虚空蔵堂にお祀りしております」と応えたら、「少しお参りさせてください」と仰った。 しばしの間、手をあわせ拝むお姿。   お茶を勧めると…

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7月 29日 人の悲しみの邪魔をしない

  6月に父親と死別した娘さん。 いろんなことを経験して実家に戻り、父と娘の二人で長いこと暮らしてきたという。   喧嘩も少なくはなかったけれど、数年に渡り在宅で看護を尽くしてきた。 けれども、ふと「まだまだ何か足りなかったのではなかったのだろうかと」という想…

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