大童法慧 | 大童法慧
何かを得ようとするのではなく 何かを捨ててみよう
大童法慧,曹洞宗,僧侶,祈祷,相談,生き方,悩み
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Author: 大童法慧




10月 08日 5年間

  痛みは心だけではなく、身体にも現れる。   「死ぬことは怖くありません。だって、向こうに行けば主人と会えるから」と仰る還暦を前にした女性と出逢いました。   彼女はおよそ30年前にご主人と死別しました。 以来、幼い二人の子どもを抱え、懸命に働きま…

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9月 17日 見学

  「悲しみを佛の智慧に学ぶ会」運営のために、「グリーフサポート埼玉」様を見学させていただきました。   「場の提供」 所用があって今日は行けなくても、この場があること。   そのために、定期的に開催し続ける努力。 そして、一切をボランティアとして活…

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9月 17日 自分中心のことばかり

  産経新聞 平成21年7月16日 朝の詩 より 草抜き    兵庫県養父市 米田啓祐 70歳 庭の草を抜いていると 頭の中に 次々と わき出てくる ことがある   よく見ると 自分中心のことばかり   いっしょに 抜いてしまおう と思うが 私という…

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9月 03日 実習

上智大学グリーフケア養成所臨床コース、二度目の集中実習を終えました。   ご縁あった6人のグループと3人のスーパーヴァイザー、そして、患者様。   白紙でない自分。 私が私であるところの理由と私の役割。 そして、個性的傾聴。   と同様に、グループの…

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9月 03日 400字で、死について考えること 

死についての判定や定義は文化、時代、分野で異なります。また現今は、脳死という問題を避けて通れず、尊厳死、安楽死という選択枝も増えました。しかしどちらにせよ生の謳歌を最上とする社会では死と生は断絶され、死は嫌われたままです。   僧侶でもあった種田山頭火は、「生を明らめ死…

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8月 13日 初盆

  心から「老師」と呼べる方は少ないものです。 大本山永平寺に安居して以来、親しく教えを頂いた老師が本年2月16日に遷化されました。 初盆にお参りしてきました。 三拝をし、お骨の前で暫く過ごさせていただきました。 「ぼやぼやしていると、あっという間だぞ」という声が聞こえたようでし…

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8月 13日 命を寿ぐ

  この国は「前例のない高齢社会」を迎えています。健康長寿の論理的帰結の一つに認知症の増加があります。認知症の中核症状やBPSDを学習しても、感情は最後まで残るのだと教えられても、家族介護者の疲弊は解消できません。厚生労働省は新オレンジプランを展開していますが、地域社会…

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7月 30日 オレンジリング

  郡山市の認知症サポーター養成講座で受講をしてきました。 残念ながら、国の施策であるという点からの解説は少なく、ユマニチュードの推奨講習会でした。     備忘 ・ 健康長寿の論理的帰結は認知症の激増である。「救命を追及」「長生きは素晴らしい」とい…

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7月 30日 喫粥了

しなくてはならない事から目を逸らし、自分のやりたい事しかしようとしない怠け者。   禅の道場の朝ごはんは、お粥です。 お粥をいただくことを喫粥(きっしゅく)といいます。 そして、喫粥が了ならば、食べ終わったならば片づけなければなりません。   あなたは、朝ご飯…

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